今年は天候の変化の大きい秋でしたが、当日は曇りでやや寒い日でした。
糠信会長の説明で「みなみ野地区の史跡散歩」が行われました。
今回も立派な説明書が配布されました。歴史に造詣の深い糠信会長に、興味を引く楽しい説明をして頂きました。
今回はやや行程が長く歩数が二万歩を超える強行軍でした。しかし、紅葉の景色を眺めながらの楽しい散歩となりました。
絹の道は昔のままの道が残り、運搬が非常に大変だったことがうかがわれます。また、横浜開港からの鑓水商人の生糸販売の商魂が伺えました。
開催日
2016年11月23日(水) 勤労感謝の日
集合時間
9:00 八王子みなみ野駅
散歩コース
八王子みなみ野駅⇒片倉城跡公園⇒大塚山公園⇒絹の道資料館(昼食)⇒道標⇒永泉寺⇒小泉屋敷⇒八王子みなみ野駅
参加者
7名
地名の鑓水(やりみず)とは山の土手に槍を挿すと水が出てきた事に由来するそうです。
下の写真は途中の道沿いで見た水取りと小泉屋敷の水取りの様子です。
生糸商人、八木下要右衛門(やぎしたようえもん)の屋敷跡に建てられました。要右衛門は「鑓水の石垣大尽」と呼ばれただけに、通りに面した石垣が見事です。この石垣を生かし、資料館は当時の雰囲気を伝えるような建物にしました(復元ではありません)。庭には、土蔵や排水溝の跡が整備され、展示室内には絹の道や製糸・養蚕に関する資料が展示されています。
多摩地区南西部の丘陵地帯の養蚕農家としての様相をよく残しています。屋敷の背後にある山林や前面田畑、明治11年(1878年)に建築された母屋、土蔵、納屋、堆肥小屋などを含めての指定となっています。
※内部は住居のため非公開となっていますが、今回の歴史散歩ではご厚意により見せて頂きました。